先週の「地獄少女 二籠」

息子が交通事故に遭い、それを引き起こしたのは行政側の手落ちだとのたまう母に疑念を抱いた娘が、やがて意外な事実を聞き出し、兄の部屋にあった赤い糸付きのわら人形を手に、赤い糸を解くまでの葛藤がうまく描かれてました。そもそも兄の将来に期待し、何かとああだこうだと口うるさく言っていた母を地獄に落とすと言う兄の心理描写がなかったのは残念な気もするんだけど、これは演出サイドの意図か何かなんだろうか? いずれにしてもラストは完全に家族崩壊で、ひとり残された娘の健気さが哀愁を誘っていたようでしたね。その娘・茂木恵美役の真堂圭ちゃんの演技もすごく健気で、印象深く感じました。